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準決勝でプエルトリコに敗れ、侍ジャパンは3位に終わったWBC。日本中が試合結果に一喜一憂していたなか、WBC人気で再び脚光を浴びていた懐メロバンドがある。それが「Journey(ジャーニー)」だ。Journeyは1973年にサンフランシスコで結成され、今年40周年を迎えた伝説的バンド。1981年に発売されたアルバム『Escape』は、全米ビルボード・チャート1位を獲得。1989年のベストアルバム『 JOURNEY GREATEST HITS』に至っては、全世界で2500万枚以上を売り上げた。80年代に青春を過ごした洋楽ファンのマストアイテムとなっていたのだ。
しかし、なぜWBCでJourneyがにわかに再評価されることになったのか。その答えは、TBSの中継で流れていたテーマソングにあった。
リアルタイムで聞いていた世代は懐かしさから、初めて聞いた人はその曲のインパクトから、ネット上では中継のたびに、
「思わず、野球そっちのけでジャーニーのYouTube見てる」
「『なんか懐かしい歌を持ってくるなぁ~。選曲は誰だ?』とツッコミを入れたくなります」
などという声があがった。
YouTubeにJourneyの公式チャンネルがあるので、「Separate Ways」は検索すれば気軽に聞くことができる。しかし、曲の完成度もさることながら、そのPVもインパクト大だ。
なぜか工場で演奏しているメンバーたちは、ゴールデンボンバーばりの"エアバンド"状態。キーボードは壁に張り付いているし、ドラムセットはドラム缶だしで、何を意図しているのかよくわからない。歌詞に関係しているのかと思って調べてみると、「Separate Ways」は失恋の歌(別々の道=Separate Waysってワケだ)ということが判明した。やはり、工場は何の関係もなかった。
よくよく考えてみれば、失恋の歌をWBCのテーマソングとしていることもいまいち腑に落ちない。しかし、そんな疑問も「アーーーーーーーーッ!!」を聞けば吹き飛んでしまう。さすが、名曲のパワーは偉大だ。
Journey「Separate Ways」