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ジョン・レノンと言えば「Imagine」でも知られるように、愛と平和を歌う平和の使者と言うイメージが強いが、彼がいつでもそのようなピースフルな性格であったかというとそうではないらしい。むしろ自分を攻撃した相手は容赦無くやり込める性格だったようだ。ジョンの書簡やメモなどを集めた新しい本『John Lennon Letters』では、そんな彼の攻撃的な一面も露になっており、非常に興味深い。<Vultures>では手書きのノートや手紙が紹介されているが、ここでは5通の手紙、あるいはジョンが実際に書いた言葉をいくつか紹介したい。
1.(ヨーコを誹謗中傷するレノン・ファンの手紙に対して)"オマエなんかが俺のグルーピーを始めるずっと前からヨーコはアーティストだったんだぞ"
2.(ヨーコの作品を批判した批評家達に対し)"君たちみたいな人種のことを忘れてたよ! いやあ、まだいたんだな。そりゃそうだよな。世界中の小さな街のそこかしこにお前らみたいな連中はいるもんさ"
3.(リンダとポールマッカートニーに宛てて)"読みながら、どこのめんどくさい中年ファンの手紙だろうと思ってたんだ。最後のページを読むのを一瞬ためらったんだけど、なんてこった!リンダからじゃないか!"
4.(引き続きリンダとポールマッカートニー)"ビートルズのことは誇りに思ってるよ。そもそもオレが始めたことだったし、ビッグになるためには味わなきゃならなかったクソみたいなこともあったさ。その辺の認識は皆一緒だと思ってたのにな"
5.(プロデューサー、ジョージ・マーティンに宛てて)"そりゃ、ジョージ・マーティンは、俺たちや俺たちの音楽を形にするのに技術的には役に立ったさ。だが、カメラマン程度の役割の人間が偉そうにディレクターなどとクレジットされるのは、ちょっとやりすぎなんじゃないか?"
先週ビートルズは、最初のシングル「Love Me Do」のリリースから50周年を迎えた。今後も続々関連イベントや秘蔵写真の公開、関連商品のリリースが続く予定だ。
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