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高校球児の挑発行為に批判殺到 成田高校の敬遠策に「勝負しろよ!」

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現在、全国各地で甲子園の予選が行われ、続々と出場校が決定しているが、千葉県予選の成田高校対習志野高校の試合で、出場選手が相手投手に挑発。これが物議を醸している。


話題となっているのは、7月24日にQVCマリンフィールドで行われた、千葉大会準々決勝の成田高校対習志野高校の一戦での出来事。ともに甲子園出場経験を持つ両高校の戦いは、終盤大いにもつれ、2点を追う習志野が、9回裏に二死2・3塁と同点のチャンス。そこでバッターボックスに入ったのはエースで4番の松山だったが、成田高校のキャッチャーは立ち上がり、敬遠を選択した。

すると松山は、1球目を見送った後に投手に詰め寄って「勝負しろよ!」と声をかけ、カウント3ボールナッシングからは、明らかにボールと分かる敬遠球を思いっきり空振り。このプレーが味方の士気を鼓舞したのか、この回に習志野は同点に追いつき、延長12回裏にサヨナラ勝ちした。

しかし、勝負には勝った習志野だったが、松山の挑発行為が問題視され、試合結果を伝えるヤフーの記事には1200件のコメントが登場。その内容を見てみると、

「野球人として、どうかと思う」
「マナーに厳しい高野連は注意しないのか?」
「ガラ悪すぎる。
基本的な教育がなってない」

と、ほぼ100%が松山の行為に批判的なもので、中には、

「次で負けろ!!」
「甲子園に行きませんように・・・・」

というコメントまで登場している。

高校野球における敬遠といえば、社会的な問題にまでなった松井秀喜の5連続敬遠事件が思い出される。あの時は、相手の敬遠策を松井が淡々と受け止め、称賛の対象となったが、松井が所属する星稜高校は敗れ去った。今回の習志野高校は、それとは逆に、ある種の批判とひきかえに勝利を手にした形。日本一とも言われるブラスバンドの応援で、県外にもファンの多い習志野高校だが、準決勝の東海大望洋戦は、思わぬ逆風の中で試合に臨むことを強いられそうな状況だ。

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