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各社携帯電話メーカーが通信速度にしのぎを削る今。"サクサク"つながることが当たり前 になってきた現在、人々は一体どのくらいでイライラし始めるのだろうか。通信速度が上がり、ネットに接続し、ページが表示されるまでの時間が年々短くなるにつれて、待つ時間が耐えられなくなる人も増えるもの。
2005年のMDBネットサーベイの調査によると「5秒以内」であればイライラしないという 人が33.4%で最多。2位は「10秒以内」(28.1%)、3位が「3秒以内」(20.9%)と続いていた。その後2009年、フォレスター・コンサルティングが行った調査では、「3秒」が 36%でトップ。2位は「2秒」で30%と、6割以上の人が「3秒」を過ぎるとイライラし始めており、年々イライラするまでの時間が短くなっていることがわかる。
動画をスマートフォンで視聴することも当たり前になってきた近年。昨年gigaom.comが 紹介しているところによると、動画の読み込み時間について、30分以内の短い動画なら、 5秒で20%の人が、10秒かかると半数の人が「もういいや」と他のページへと移動。なか には2秒で移ってしまう人もいるという。
ユーザーをイライラさせないために、プロバイダや携帯電話各社は通信速度の競争にしのぎを削っているが、どんなにテスト環境で早くても、実際にユーザーが「遅い」と感じてしまったら、それが全て。昔は回線が混雑しがちな年末年始などには「通信規制」が呼びかけられたものだが、最近は各社"臨戦態勢"になり、人が集中するイベントでは「基地局 カー」を出動させている。
今年の夏フェスやコミケでは、携帯各社が"本気"モード。KDDIに至っては、 コミケで「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」とコラボした"痛"基地局にするなど、"場の空気を壊さない"配慮も(!?)。
実際、ネットが繋がらないからといってイライラする人は急増しており、
ツイートを覗いてみるだけでも
「ネットが繋がらないっていうだけですごい不安になる」
「携帯の調子悪い。イライラするねぇ」
「モデムが壊れたらしくPCのネットが繋がらない...。イライラ」
「最近、外で携帯が繋がらないイライラと仕事の疲れで心に余裕がない」
「ネット繋がらないからクソイライラしてる」
「Wi-Fiが繋がらないときのイライラは異常」
「人生で最もイライラする瞬間はネットに繋がらない時」
「生活の中で最もイライラする瞬間。PCのネットがどー頑張ってもつながらない時」
と、常に日本のどこかでイライラしている人がいる。
ちなみに、ページが表示されるまでにかかる時間は、年々"少しでも早く"が要求される一 方、お店などの行列で待つことのできる時間は長くなっている傾向があるんだとか。スマ ホをいじっていれば行列も気にならないからだが、そんな待ち時間に、接続で少しでもイライラさせることのないよう、携帯電話各社の取り組みは続く。
【参照リンク】
・ 【電波】今年の夏フェス・コミケで携帯各社が突然本気出し始めていた件【必死】 (NAEVRまとめ) http://matome.naver.jp/odai/2137636589927531201
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