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徒歩に自転車、車や電車...通勤の方法は人それぞれだが、"川を泳いで渡って"通勤する人は、そうそういないだろう。
その1人がインド・ケララ州マラップラムの小学校教師アブドゥル・マリク氏(40歳)。彼は平日の毎朝、自転車のタイヤのチューブを浮き輪代わりに川を渡り、勤務先の小学校に通っているという。ただ泳ぐだけでなく、片手には服や荷物の入ったビニール袋を持ちながらというから驚きだ。さらに、マリク先生はこの通勤方法を20年間続けているという。
「家から学校までは12kmあるんだ。バスに乗ると片道だけで3時間かかってしまう。だけど川を渡れば15分で済む。早いし簡単さ。これなら遅刻とは無縁だよ」と、マリク先生。
川を渡り終えたあとは川岸でビニール袋に入った服に着替え、10分ほど歩いて小学校へ到着するという。ちなみに、政府が運営する学校の先生のお給料は2万5,000ルピー(約3万9,000円)だとか。
【動画】インドでは"(子供たちに対し)非常に献身的な先生"として報道
校長先生も「教育熱心なんです。マリク先生にとっては生徒が一番大切なんですよ」と太鼓判を押す
生徒からも慕われているというマリク先生は時々、課外授業として彼らを水泳に連れ出すこともあるそうだ。
この映像を見た人々からは、
「少なくとも先生にとっては運動にもなるよな」
「リスペクト!」
「先生の情熱のなせる技だね」
「脱帽です」
と好意的なコメントが寄せられているが、中には
「学校の近くに住めばいいのに」
「ゴムボートでも作ればいいのに」
など醒めた意見も。まあ、あえて泳ぐのには先生なりの事情があるのかも?
【参照リンク】
・Nothing To Do With Arbroath: Indian teacher wades across river every day to get to his students
http://arbroath.blogspot.jp/2013/09/indian-teacher-wades-across-river-every.html
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