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9月21日・22日に東京・国立競技場にて開催される人気グループ・嵐のコンサート「嵐フェス'13」。今年で6年連続となる嵐による国立競技場でのコンサートだが、これまで幾度となく問題となってきたのが、コンサートのチケットを持たないファンたちによる"音漏れ参戦"だ。
"音漏れ参戦"とは、文字通りコンサートの音漏れを聞くために会場の近くに行くこと。国立競技場は屋外の会場であるため、周辺に行けばコンサート自体を見ることはできなくても、音を聞いたり花火の演出を見たりすることは可能なのだ。少しでも嵐との一体感を求めてこの"音漏れ参戦"をする人の数は、毎年数千人数万人に及ぶとまで言われている。
しかし、東京ドームなどのドーム会場と違い、国立競技場は1本道路を挟んだ100メートルほどの距離に多くの住宅が並んでいる場所。そのため、数万人に及ぶファンが"音漏れ参戦"をしてしまうと、近隣住民に少なからず影響が出るのである。
これまで、嵐のメンバー本人たちからも「やめてほしい」というお願いがファンにされたというこの"音漏れ参戦"。ファンたちもこの嵐からの願いに応えるべく、コンサート前日である20日の夜にはツイッターで「音漏れ参戦はやめよう」という内容のツイートを多く投稿し拡散させた。
嵐ファンたちが投稿したツイートの一部は、以下の通りだ。(以下、ツイッターより引用)
「アラフェス参戦の方、思う存分楽しんじゃってください! 音漏れ目当ての方、やめてください。迷惑になります。次回を楽しみに待っていましょう!」
「明日からアラフェスですね! 音漏れ参戦は、嵐もスタッフさんも近隣の方も大迷惑ですからやめましょう。やめてください。」
「音漏れ行って誰がまず最初に困るって、警備してる方と近隣住民、近くで働いてる人だからね。嵐さん悲しむ悲しまないとかの前にただ邪魔で迷惑だからね、うん」
「アラフェスに限らず。音漏れは本当に聞きにいかないで。特に国立は街中にあって 近隣に迷惑がかかりやすい。本当に止めてほしい。止めてください」
「音漏れ参戦するって人がおるかもしれんって思うだけで、イライラする」
このようなツイートが多くの嵐ファンのユーザーによって投稿されており、20日の17時から22時までの間に投稿された「音漏れ」というワードが入ったツイートの数は、約2500件に及んだ。そしてそのほとんどが、上記のような「音漏れ参戦やめよう」という内容のツイートである。
国立競技場は、2014年7月より建て替え工事に入ることになっており、新競技場の完成予定は2019年の予定。つまり、例年通りのスケジュールで考えれば、今年のコンサートは現競技場での最後のコンサートとなる可能性が高いのである。そんな記念となるコンサートだけに、ファンたちも互いに注意し合って気を引き締めているのかもしれない。
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