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12月7日、株式会社リブセンスが"あたりまえ"を研究する機関『リブセンス あたりまえ研究所』を設立した。この研究所は、同社の「あたりまえを、発明しよう。」というコーポレートビジョンのもと、まだ誰も目を向けていない世の中の"あたりまえ"を研究する機関とのことだ。
昨今、お笑いコンビ・COWCOWが流行らせた「あたりまえ体操」により、笑いというエンターテイメントの枠の中で改めて"あたりまえ"という概念の捉え方が注目された。国家間の格差や国内での格差が否定できず、「誰かにとっては"あたりまえ"なことが、誰かにとっては最高の幸せになる」という状況が多くの場面で起こりうる近年の社会情勢において、ビジネスの場でも"あたりまえ"という概念が注目されてきたといえそうだ。
そんな同研究所では、設立に際して『今の日本人の幸せは?』というテーマの調査結果を発表している。その中で注目したいのは、昨今、多くの人の生活の中に"あたりまえ"に存在している「ソーシャルメディア」というフィルターを通して抽出した幸福実感値の調査結果だ。
同調査は、10代から60代までの男女2000サンプル(各層200サンプル)を対象に、インターネット上でアンケートを行ったもの。サンプル全体を、「Twitter」「Facebook」「mixi」「LINE」という大手4つのソーシャルメディア利用者ごとに分けたうえで、「現在あなたは幸せですか?」という質問への回答結果を発表している。数値は、以下の通りだ。
【Twitter利用者】
幸せ:40%
不幸:42%
どちらともいえない:18%
【Facebook利用者】
幸せ:45%
不幸:36%
どちらともいえない:19%
【mixi利用者】
幸せ:48%
不幸:30%
どちらともいえない:22%
【LINE利用者】
幸せ:48%
不幸:32%
どちらともいえない:20%
このように、Facebook・mixi・LINE利用者の幸福実感に大差はなく、Twitter利用者のあいだでのみ、「不幸」と感じている人が「幸せ」と感じている人の数を上回る結果となった。
同研究所は、この結果を受けて、「Twitter の特徴である匿名性ゆえに、自由に気軽に呟ける一方で自分の周りの人には伝えられない考えや不満を抱えている人が多いのかもしれません」と分析している。炎上やユーザー同士の争いが起きてしまうことも少なくないTwitter。実生活の中でのストレスがそのような現象となって表れているのかもしれない。
【参照リンク】
・リブセンス
http://www.livesense.co.jp/
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