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今日のモノは言いよう『ピンチはクイズ』(佐々木宏)
こんにちは!!皆さん、クリスマス前で"肌寒さ"を"人肌恋しさ"と錯覚していませんか?最近ではSNSを使った出会い系アプリが大流行のようで、ぼくの友人各位もけっこうはまっております。主に深夜番組で大活躍している放送作家の友人が、出会い系アプリでかねてから憧れていた職業である女医さん(美人)とデートにこぎつけ、見栄をはって予約した赤坂の高級ワインバーで得意の下ネタでペースをにぎろうとして「お医者さんだったら男性の裸なんて見慣れてるでしょ?笑」と聞いてみたところ「主に内側ね。」と切れ味鋭く切り返されたと嬉しそうに話してくれました。
さて、今週もコラム『モノはいいよう』です。筋金入りのビジネスクラスタ深夜族の皆さまにおかれましては、クリスマスなど、単なる年末直前の追い込みの時期にしか過ぎませんよね。"このままじゃ年が越せないよー!!"という危機的状況こそ、ジングルベルのメロディよりもはるかにぼくたちのテンションをあげてくれます。そんなわけで今回は、危機的状況をいかに前向きな気分で乗り切るかがテーマです。ぼく自身もこの一週間を振り返るだけでも・・・
『この企画、スゲーいいんだけど、メインのビジュアルとキーワードとタレントだけ変えてくれない?』
『今回のプレゼン、どうしても勝ちたい。ワイドショーの取材が来まくって、商品が売れて、ソーシャルでバズる企画を考えてくれ。明日までに。』
『タレント都合で撮影は明日の20分だけしかできない。カメラマンと監督とデザイナーは現場にいけないんだけど・・・』
・・・みたいな、年どころか日付変更線も越えられなさそうな無理難題が次から次へとふりかかってきました。本当にありがたいことです。これがもしマンガやドラマの世界だったら、都合良く秘められた力が解放されて新必殺技でピンチを切り抜けたり、倍返しできたりするのでしょうが、現実の世界、特にビジネスではそうはいきません。よくピンチはチャンスと言いますが、実際にはなかなか一発逆転はありませんし、そうかといって、無理難題から逃げることもできないわけです。そんなときにぼくがいつも思い出すのが、尊敬する広告業界の巨人、佐々木宏さんのこのことば『ピンチはクイズ』です。
『ピンチはチャンス』をもじったこのことばですが、ビジネスにおいて、いかに危機的状況といえども、ほとんどの場合、失敗して本当に死ぬことはないわけです。ヤバいヤバいと慌てているうちは、状況の困難さなど悪いポイントにしか目がいきません。それよりも、この危機的状況は頭を使えば解決できるクイズだとマインドセットを切り替えてみましょう。落ち着くとともに、前向きに状況を整理し、問題解決のための思考ができるようになるはずです。できればチームや関係者の不安を払拭するためにも、みんなの前で笑いながら、面白そうに声に出して言うのがのがコツです。大物ぶりを見せつけてやりましょう。そして、その危機的状況を解決した時にこそ、周囲のあなたへの評価はグンと上がり、まさに『ピンチはチャンス』に変わるわけです。残り少ない2013年、皆さんがピンチというクイズを見事解き明かして、チャンスをその手に掴むことを願ってやみません。
先日、日本パブリックリレーションズ協会主催のPRアワードにて年間グランプリをいただきましたプロトリーフ様のプロジェクト『土のフルコース』もまさに、予算や当時の社会状況など、圧倒的な無理難題を、クイズとしてチームの知恵で見事に解き明かした事例だったと思います。よろしければVTRをご覧になってみてください。
土のフルコースは五反田のレストラン『ヌキテパ』にて現在も事前予約があれば召し上がっていただけます。クリスマスは、土のフルコースで驚きのあるクリスマスディナーなどいかがでしょうか!?
(三浦崇宏)
【参照リンク】
・プロジェクト「土のレストラン」
http://www.protoleaf.co.jp/news/552
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