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急な海外出張だけど、英語は全く自信がないビジネスマンへ・・・

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今日のモノは言いよう・・・「英語は顔芸」(某グローバル企業で活躍するアジアナンバー1営業マンの先輩)

こんにちは!!忘年会シーズン、街は心なしかここ数年に比べると活気が増しているような感じがしますね。
ぼくも現在17連続忘年会という、2013年どころかもっと大事ないろんなことまで忘れてしまいそうな日々を送っています。


こういうとなんだかとってもリア充、すなわちリアルな生活が充実しているパーティピーポーのように思えるかもしれませんが、現実的には仕事でお世話になっている方や、クライアント様との会食、あるいはお祝いの席など仕事の延長である場合が多いので、リア充からは程遠い捨て身のビジネスマンでしかありません。本当のリア充は、この時期サンタの格好してコンパに登場して一日に3回戦までこなすようなツワモノです。

このレベルではもはやリアルが充実した獣(けだもの)の意味で「リア獣」などと言われます。
さらに、ぼくの友人で最強のパーティピーポー(もちろん商社マン)は同時に9人もの女性と交際しているうえに、12月後半は一日平均4つのパーティ・コンパに誘われているそうです。
ここまでいくと逆に優先順位をつけられないので、本丸とも言える24日・25日に関しては誰とも遊ばずに徹底的に仕事をするというストイックな姿勢を貫くそうです。
彼のレベルになるとリア充のなかのリア充、すなわち「リア王」として多くのパーティピーポーから尊敬を集めています。

もちろん彼くらいリアルが充実しているとインターネットはホテルの予約と、飲食店のチェックにしか使いませんので、「リア充」ということばも知りませんし、このコラムもおそらく読んでいないでしょう。

さて、今週もコラム「モノは言いよう」更新させていただきます。

私ごとで恐縮ですが、先日、シンガポールにて開催されたアジア最大の広告専門誌 『Campaign Asia Pacific』が主催する2013 年エージェンシー・オブ・ザ・イヤー・アワードにおいて、年間の業務内容・実績さらに今後の仕事に対する意欲が評価されて、30歳以下のプロフェッショナルに対する「young achiever of the year2013」を受賞いたしました。
三浦とお仕事をしていただける勇気あるクライアントの皆様と、心優しいチームの皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
これを励みに今後ともクライアントの成長に貢献し、世の中をワクワクさせるチャレンジを続けていきます。30歳でやっと世界デビュー!!


・・・というわけで、シンガポールまで授賞式にいってきたのですが、実はぼくは英語は全くしゃべれないため、授賞式や現地でのコミュニケーションに対応できるか、相当不安でした。
そんなとき、心の拠り所にしていたのは、大学時代にお世話になり今は某グローバル企業でアジアナンバー1のセールスを務める先輩のこのことば『英語は顔芸』です。
その先輩ももともと英語が堪能だったわけではなく、転職した外資系企業でもはじめはなかなかコミュニケーションが成立せず、苦労したこともあったようです。
そこで彼は英語をうまく話そうという意識を捨てて、「英語は顔芸」と思いこみ、常に表情を必要以上にオーバーにみせたそうです。

たしかに外国人といえども、同じ人間ですから、嬉しい顔・怒った顔・悲しい顔・楽しい顔くらいはわかります。これで単語の数を増やしたり、文法を意識するよりもずっと正確に意志を伝えられたということです。
また、表情を豊かにすることで人間としての親しみやすさも感じられ、外国人のビジネスパートナーや先輩社員からも話しかけてもらえる機会が増えて結果的により早く英語が上達することができたそうです。

この教えを思い出し、ぼくもとにかく表情を豊かにすることだけを意識しつつ、あとは「Ah!」とか「Un?」といったそれっぽい相槌を20パターンくらい使い分けてシンガポールでの授賞式とパーティを乗り越えました。つまり写真のドヤ顔も、気分を悪くしている方もいらっしゃるかもしれませんが、顔芸の一環ということで御容赦ください。

正確に意志を伝えられたかはわかりませんが、多くの海外の同業者とコミュニケーションをとり、みんな同じような課題で悩んだりしていることがわかって心強くなったりもしました。
面白かったのは授賞式でステージに登壇して、そのすぐ後に授賞式会場のトイレにいったら見知らぬ外人(まわりは全員外人なわけですが)が待ち構えていて「○△☆△○☆□」と話しかけてきたのでよくよく話を聞いてみると、ヘッドハンティングのオファーでした。
ぼくの仕事ぶりやどういう性格かもわからないままに、受賞の結果だけ見ていきなりオファーを仕掛けてくるという機敏さに世界の広告ビジネスのダイナミックさを感じましたが、ちょっと横柄な態度が鼻についたので「ファッ○ンジャップくらいわかるよバカ野郎」という敬愛する北野武監督の作品「BROTHER」の名言を笑顔で返して華麗にスルーしました。
ぼくには日本でまだまだ成し遂げなくていけないこと、学ぶべきことが多すぎます。

さて、皆様も英語をはじめ外国語でお仕事をすることも増えてきているとは思いますが、語学のレベルの高低を問わず「言語は顔芸」であるということ、ちょっと意識してみてはいかがでしょうか?
きっと会話の相手からはますます魅力的で親しみやすい人だと思われ、ビジネスや交遊関係の可能性の幅が広がるはずです。
もちろん日本語でのコミュニケーションでも表情の豊かさは重要です。
特にパーティが日常化しているようなリア充各位におかれましては、大音響で音楽が鳴り響く会場で、細かい口説き文句を並べるよりも、ひときわ表情豊かにで話すことでより御自身を魅力的に伝えることができるかと思います。

それでは、皆様、クリスマス前ですが良い3連休、あるいは良い休日出勤を。

(三浦崇宏)

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