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米国政府が、PC ゲーム『StarCraft II』の韓国人プロゲーマーKim "viOLet" Dong Hwan 氏に、プロアスリート用のP1-A ビザを発行しました。これによりKim 氏は今後5年間、MLB やNBA などの外国籍選手と同じく、米国に住み、所属チームやマネージメント会社などから給料を得て活動できます。
米政府は今年8月、PC ゲーム『League of Legends』のカナダ人プロプレイヤーDanny "Shiphtur" Le 氏に、ゲーマーへは初となるP1-A ビザを発行しましたが、Kim 氏はそれに続く2人目。StarCraft II では初の受給者です。
なおビザの申請にあたり、Kim 氏が『国際的に活躍するアスリート』であることを証明する必要がありましたが、米国移民局は動画や音声のデータファイルを受け付けないため、各国のメディアによるインタビュー動画などが使えず手続きは難航。
最終的にKim 氏の所属する米国のマネジメント・PR会社Cyber Solutions Agency (CSA)は、韓国語のインタビュー記事を英語に翻訳するなどして、500ページ以上の資料を作成し提出しました。
またStarCraft シリーズの開発元であるBlizzard Entertainment (Diablo やWorld of Warcraft も同社が開発)は、StarCraft II のプロリーグが今後5年間でどのように発展してゆくか説明する書簡を提出。
ほか世界最大規模のゲーム専門ライブ配信サイトTwitchTV などの企業やeSports 関係者が、ビザ取得を後押しすべく協力しています。
その結果、申請開始から約7か月後の2013年12月11日、米国政府はKim 氏にP1-A ビザを発行しました。1人のプロゲーマーのために、Blizzard のような歴史のある会社をはじめ多くの人々が協力することに、米国ゲーム文化の懐の深さを感じます。
StarCraft II 公式アカウントも祝福
Congratulations Kim "Violet" Dong Hwan, the first StarCraft II pro recognized by the US government! http://t.co/Hf6gtKtqbZ @viOLetstarcraft
- StarCraft (@StarCraft) 2013, 12月 11
By Takuro Matsukawa
※この記事はEngadget日本版の記事「米国政府、PC ゲーム StarCraft II のプレイヤーにプロアスリートビザを発行。LoL に続き2人目」を転載したものです。
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