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11月に第10回大会が放送された人気番組『IPPON グランプリ』。毎回、大喜利の得意な芸能人がNo.1を目指し、熱い戦いを繰り広げます。第10回大会では、バカリズムに強い対抗心をむき出しにした有吉が、決勝で又吉を下し優勝しました。
そんな芸能人の大喜利にも勝るとも劣らないものがあります。それは、小学生のテストでの珍回答。
書籍『こどもの発想。』は、『コロコロコミック』で連載された投稿コーナー「コロコロバカデミー」から抜粋、再編集したもの。同企画は、「テストの正解は一つですが、不正解は無限にある。その無限の中には、正解を上回る未知の可能性があるのでは」ということで始まったもの。
例えば、戦国武将の一人、織田信長にニックネームをつけるなら、あなたならどんな回答をしますか?
織田信長に子どもたちがつけた驚愕のあだ名は以下の通り。
「68才フリーター」
「生活つらいくん」
「あけちみつひでに殺されたバカ」
「慢性発情男」
いかがでしょう。大人ではなかなか口に出せない思い切りの良さがあります。
では、次にことわざの問題です。「石の上にも○○○」、「鬼に○○○」、いい大人はすぐに答えが浮かびますが、今を生きる子どもたちには、昔の教えなどは関係ないようです。
「石の上にも"のれない人"」、「鬼に"だかれる"」
「石の上にも"母のニキビ"」、「鬼に"ありがとう"」
「石の上にも"また石かよ!!"」、「鬼に"にあうのがお母さん!?"」
「石の上にも"独身男"」、「鬼に"母乳"」
なんということでしょう。もはや大人も太刀打ちできない秀逸な作品が揃いました。
最後に「生まれ変わるとしたら何? 理由」という子どもの変身願望をくすぐる問題。どこか納得できる彼らの変身願望とは。
「生まれ変わるとしたら何?"コアラ" 理由"なつでも木のかげですずしいから"」
「生まれ変わるとしたら何?"とうふ" 理由"はだがきれいだから"」
「生まれ変わるとしたら何?"タコ" 理由"吸盤がついているから"」
「生まれ変わるとしたら何?"女子トイレの便器" 理由"いわなくてもわかると思います"」
子どもたちの回答は真をついたもの（？）が多く驚かされます。中途半端に大人になってしまった人は、自由な発想を取り戻すべく、一度童心にかえってみてもいいかもしれません。そうすれば、生きにくい世の中もハッピーに過ごせるのではないでしょうか。
【書籍データ】
・『こどもの発想。』 天久聖一（著） アスペクト
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