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様々な情報番組が平日朝はオンエアされているが、必ずコメンテーターという存在の方々が席には座っている。その中でも圧倒的に素晴らしい組み合わせが、『モーニングバード!』(テレビ朝日系)の木曜日に登場する松尾貴史・高木美保コンビであるっ! これは誰がなんと言おうとそうなのであるっ!松尾貴史の博識ぶりは安定感があり、オレがここで絶賛しても仕方ないが、ここでオレが目を見張るのが高木美保の妙な事情通ぶりである。土屋アンナの舞台練習すっぽかし騒動で「契約書のようなものは特になく口約束でこういったものは決まる」と舞台に関する裏事情を言ったり、不可解な点をズバズバと指摘をしたりする。また、自身が栃木県で農業をしていることもあり、自給自足生活をしている夫婦が登場したら、補足説明をする。
一時期ぶったまげたのが、正確には覚えてはいないのだが、重大事件についてオンエアされた時に「私の知り合いにこの件の関係者がいて...」といったことを語りだした時のことだ! 一体高木美保、お前、一体どこにそんな情報網持ってるの??? と仰天してしまったのである。コメンテーターというものは、大体において専門外のことを話さざるを得ないものである。コメンテーターに話す機会を与えなくてはいけないものだから、学校銃乱射事件でもあろうものなら、専門外の若手女性作家がトンチンカンなコメントをすることになる。そして意味のない「子供達の心のケアが必要ですね」などのどうでもいい無難な感想を述べるだけなのだ。
それなのに、なぜか高木美保は当事者として様々なことを喋れる。ここがすごいのであるっ! だが、忘れてはいけないのは、高木美保はかつて華麗なる逆襲をフジテレビに対して行った過去を持つナチュラル・ボーン・倍返しの資質を有しているということであるっ!
時は2012年9月、『とくダネ!』はピーコ、中川翔子、眞鍋かをり、そして高木美保の4人を一気に降板させるという無慈悲な魔人の鉄槌をくらわせた。他の3人が仕事を失い収入が減少する中、高木美保は10月にライバル『モーニングバード!』のコメンテーターの仕事を見事獲得したのであるっ! この変わり身の早さ、過去に織田裕二がNTTドコモのCM終了直後にIDOのCMに出た時の衝撃を彷彿とさせるものである。
この気持ちが悪いほどの高木美保推しだが、お前は高木美保のなんなんだ! と言われそうだが、何の関係もない。いや、あったら嬉しいけど。つーか、超絶美人じゃねぇか、高木美保。文句言うな、エッ! と言いたい。
(文・中川淳一郎)
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