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「クリスマスソングをラジオで聴く」というのは、季節を肌で感じるための行為でもある。
そしてそれはとりもなおさず、四季の移ろいを料理や服装で味わっている日本人なら絶対に心地よい体験であるはずだ。「これが流れてきたらもうこの季節」、この感覚は誰もが持ってるだろう。
音楽ジャーナリストの高橋芳朗氏が以前ラジオで「ラジオ局はクリスマスシーズンにクリスマスソングをかける義務がある」と話してくれたことがある。
その理由とは「ラジオは街のBGMになるメディアなのだから、クリスマスで彩る街を演出するような曲をその時期にかけなくてどうする!」という至極正論であった(ちなみにその話の後、かけた曲はマライア・キャリーの「All I Want For Chiristmas Is You」だった)。これには大いに同意する。
ここで恥ずかしがったり、ひねくれたりして、あえてクリスマスソングを外してみたり、秋に先取りしてかけたりするのはマジで無粋なラジオ。季節モノはタイミングがすべて。おせち料理を真夏に食うバカはいないだろう。だからクリスマスイブはベタであればあるほど良いに決まっている。
キラキラと街が輝くこの時期、外出時に携帯音楽プレイヤーで音楽を聴き続けるのはもったいない。たまにはイヤホンを外して、商店街や飲食店で流れる何気ないクリスマスソングを浴びて、季節を感じることの方が大切な音楽体験。
そのためにもラジオ局は、季節感を大切に曲をオンエアし続け、街を演出するメディアであり続けるべきだし、この文化だけは守らなくてはいけないのだ。
そんな春夏秋冬すべてを愛するラジオPの番組は・・・
TBSラジオ954kHz「残業支援系ランキングトークバラエティ ザ・トップ5」
火曜~金曜 17:50~20:00生放送
(橋本吉史)
【参照リンク】
・「ザ・トップ5」公式サイト
http://www.tbsradio.jp/top954/
・radiko.jp
http://radiko.jp/
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