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それは夜の地下鉄駅ホーム。充電ケーブルを付けたまま、スマホをカバンから引っ張り出した結果...。どうして、ああいうときって、記憶がスローモーションで再生されるんですかね。あっと思った次の瞬間、手を離れたスマホは、点字ブロックの突起に向かって一直線。見事に画面は叩き割られ、HTC One Xは哀れな「割れスマホ」と姿を変えたのでした。
何はともあれ、コレでは電話もメールもままならないため、数日後にスマホを買い替えたものの、画面が割れた以外に損傷のないスマホを、捨てるのも忍びない。買ってから1年程度しか経っていなかったので、スペック的にもさほど不満はない。ということで、自宅専用のスマホとしての使い道を探った末の、現在の使用方法をまとめてみました。
その1:サイマルラジオ用端末としてキッチンに常備
「食卓でラジオが聞きたい!」と思っていたものの、スマホをラジオとして使うと思いの外、電池の消費が激しかったため、ラジオ聴取には使っていなかったスマホ。そこで画面の割れたスマホを食卓の側に置くようにして、ラジオ用として使うようにしました。
「radiko」と「NHKネットラジオ」をインストールして、食事時にニュースを聞いたり、食事を作るときに聞いたりしています。聞くときは画面を伏せて、背面にあるスピーカーを上に向ければ、画面割れも気になりません。選局するときしか見ないですしね。画面が割れたら、まずはラジオ端末化するのをオススメします。
その2:セキュリティ対策に割れスマホを
こちらは、買い替えたスマホへアカウントの移行をしている際に発見した活用法。「Google認証システム」で2段階認証を行えるアプリも多くなっていますが、その分スマホを紛失した際のリスクも高まった、とも言えます。つまり、紛失したスマホを使って悪意のある誰かが2段階認証を突破できると、GmailやDropBoxなどに不正ログインできてしまうわけです。
そこで、自宅専用端末とした割れスマホに2段階認証用のアプリをインストールして、それを認証時に利用するようにしておくと、万が一のときにも、自宅以外の場所からはログインできなくなります。まあ、不便ではありますが、「持ち歩くスマホを紛失したときに、2段階認証ができなくなってサービスにログインできない」という事態の予防にもなるかと。2段階認証以外でも、「貴重なアカウント情報は割れスマホに保存して、それを見るときには、普段使っていないパスワードを使う」のもアリですね。画面が割れていても、常に見続けるものでもないため、認証コードやパスワードさえ読み取れれば問題なし。
その3:Wi-Fi対応カメラとして使う
「DropBox」アプリのカメラアップロード機能を使えば、割れスマホが撮影した写真をクラウド上にアップしてくれるWi-Fi対応カメラに。「Eye-Fi」を買わずとも、無料のDropBoxアカウントと自動でアップロードできるようになります。当然のことながら、割れなくとも同様に使えますが、撮った写真はPCや他の端末で見ればいい、と割り切れれば、割れスマホはカメラとして使えます。これも、携帯の電池の減りなどを気にせず済み、意外と便利です。猫の寝床の近くに置いておいて、猫専用カメラにしちゃう、などとすれば、画面が割れていてもまだまだ使えます。
画面だけ壊れたスマホのやり所に困っている方がいたら、ご参考にどうぞ。関係無いと思っている人も、いつか役に立つ日がくるかも...。
(常山剛)
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