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1982年の名作『E.T.』が公開されてから、今年で30年。<Huffington Post>では、世界中の人々に感動を与えたキャストの当時と現在をご紹介!時の流れは早い! 30周年を迎えた『E.T.』
当時を振り返って: (『E.T.』に出演していた頃は)「『もし失敗したら、どうなるんだろう?』って思っていた」と、ヘンリー。「クビになっちゃうかな?ってね」。彼が出演した『ザ・ラジディ・マン/The Raggedy Man』をスピルバーグ監督が目にし、有名なオーディションを経てエリオット役を手にしたヘンリー。「30年後の今まで、僕は"『E.T.』のあの子"だと言われてきた」と言うが、その口調に重苦しさはない。周りの人たちは比較的、彼に優しく接してくれたそうだ。
ETの親友エリオット少年を演じたヘンリー
道を踏み外さなかった元子役、ヘンリー
エリオットの兄マイケルを演じたロバート・マクノートン
『E.T.』の出演が決まったとき、すでにオフ・ブロードウェーの『The Diviners』の演技で好意的な評価を受けていたロバート。エリオットのティーンエイジャーの兄マイケルを演じた彼は、撮影現場ではヘンリーと仲良くなる一方で、ガーティ役のドリュー・バリモアを困らせていたとか(やや罪悪感があるらしい)。
大人になったロバート
ドリュー・バリモア(ガーティ・テイラー役)
かわいいオマセさんのガーティに選ばれたのは、これまた役通りのドリュー。芸能一家に生まれた彼女は、2歳からTVコマーシャルなどで活躍していたという。実は彼女のゴッドファーザー(名付け親)でもあるスピルバーグ監督。「ドリューはこの作品に出る運命だった」だそう。
E.T.に別れを告げるガーティ...何度見ても感動的です
私生活の問題から立ち直ったドリュー、今年は出産も経験し、写真家としても活躍
テイラー家の3人の子供たち(マイケル、エリオット、ガーティ)の母親を演じたディー。『E.T.』後は主にホラー映画に出演している。自身が演じたメアリーは、劇中では子供たちに交じってキャットウーマンの格好をするなど子供のような面があり、さらにエリオットが悪い言葉を使った際には、彼をたしなめながらも、最初に吹き出していた(エリオットは兄マイケルに対し、「penis-breath(字幕では「ヘナチン」)」と言っている)。またその一方で、自身の結婚が破たんしたつらさに耐えようとする健気な姿も見せている。
ピーター・コヨーテ(キース役)
NASAの科学者キースを演じたピーター。彼はスピルバーグ監督がキースを"思いやりがあり、繊細な面もある"キャラクターにしてくれたと話している。彼自身もこの役が気に入っているそうだ。ピーターは『E.T.』後も、『エリン・ブロコビッチ』(スティーヴン・ソダーバーグ)や『キカ』(ペドロ・アルモドバル)といった作品で、有名監督と仕事をしている。
最後にエリオットやマイケルの仲間たち...
「目出し帽をかぶり、BMX(自転車)に乗る友人タイラー」役のC・トーマス・ハウエルはその後も、『アウトサイダー』や『ヒッチャー』といった作品に出演。最近では『アメイジング・スパイダーマン』にも登場した。「大きなヘッドホンをかぶったグレッグ」役のK・C・マーテルは80年代のシットコム『愉快なシーバー家』に出演したが、その後エンタメ業界を離れた。「平たい帽子をかぶったスティーヴ」役のショーン・フライもまた、1988年の映画『この愛に生きて』などに出演したが、現在は運送業界で働いているそうだ。
そして「エリオットがキスするかわいらしい女の子」を演じていたエリカ・エレニアックは、映画『ビバリー・ヒルビリーズ/じゃじゃ馬億万長者』や、最近ではTVドラマ『デスパレートな妻たち』に出演。だが一番知られているのは、80年代後半から90年代に放映されていたTV映画『ベイ・ウォッチ』での役どころだろう。
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