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2月7日よりついに日本でも公開となった、ポン・ジュノ監督最新作『スノーピアサー』。ポン・ジュノが初のインターナショナルキャストを使い、全編英語で撮りきった本作は、誰も体験したことのない究極のエンターテインメント。それにしてもポン・ジュノといえば"あるシーン"がお約束。本作でもそのシーンが出てくるかが気になるのだが・・・。
(C) 2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS
ポン・ジュノファンの方は既に気づいているかしれないが、実はポン・ジュノ作品に必ずといっていいほど出てくるのが「ドロップキック」=跳び蹴りシーン。
『殺人の追憶』では気性の荒い刑事(ソン・ガンホ)が事あるごとに容疑者にそれを食らわせ、『グエムル-漢江の怪物-』では一家の弟(パク・ヘイル)が正座からのドロップキックという超難技を披露。さらには、ストーリー上全く縁のなさそうな『母なる証明』でさえ、トジュン(ウォンビン)が車のサイドミラーに飛び蹴り。もはやポン・ジュノ作品の"お約束"といっても過言ではない。
『殺人の追憶』でこの衝撃的な場面が登場して以降、『オールド・ボーイ』(03)、『ベルリンファイル』(13)など、近年、他の韓国映画の傑作でもドロップキックが見られるように。そしてそれについて記事を書く映画メディアまで登場するほどだ。
AOLニュース編集部は「何故、韓国映画にはドロップキックシーンが登場するのか?」を調査。ある韓国映画事情通から証言を得ることができた。「ああー、当たり前の光景すぎて全く気になりませんでした(笑) 理由は分かりませんが、ドロップキックはみんな好きですね。やはりソン・ガンホ兄貴のドロップキックがベストですね」とのことだ。
『スノーピアサー』は、富裕層と貧困層に完全区分けされた近未来列車が舞台のため、いかにもドロップキックが出てきそうな雰囲気が漂う。実際、予告編ではドロップキックをする人物を捉えてはいるものの、それが誰かまでははっきり明かされていない。
その正体は、革命を導く主人公カーティスを演じる"若きアメリカン・ヒーロー"クリス・エヴァンスなのか?それとも、ポン・ジュノ監督の盟友ソン・ガンホなのか?あるいは別のキャラクターなのか? 答えはぜひ映画館で確かめてほしい!
『スノーピアサー』は全国大ヒット上映中
【参照リンク】
・『スノーピアサー』公式サイト
http://www.snowpiercer.jp/
・『スノーピアサー』特集
http://news.aol.jp/special/snowpiercer/
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