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11日、ソチ五輪・スノーボードの男子ハーフパイプで、平野歩夢と平沢卓の両選手が銀メダルと銅メダルを獲得し、彼らのコーチを務めている國母和宏にも賞賛の声が集まっている。YouTubeには、國母が10代の頃から孤軍奮闘してきた「國母ストーリー」をまとめた15分の動画が投稿されており、再生回数はすでに50万回を超えている。
國母は、ソチ五輪のスノーボード日本代表チームで「技術コーチ」としてチームをサポートした。平野、平沢からも厚い信頼を受け、結果的に指導する2人がメダルを獲得する快挙を成し遂げた國母だが、彼を語る上でさけて通れないのが「腰パン事件」。
2010年のバンクーバー五輪にハーフパイプ日本代表として出場した國母は、日本選手団のユニフォームをルーズに着こなして批判が殺到し、さらに記者会見での記者陣からの追求に「反省してまーす」と述べ、当時、大バッシングを浴びた。
YouTubeで公開されているのは、アディダスジャパンの公式チャンネルが投稿した「"Welcome:國母和宏(KAZU)"」という動画だ。これは10代前半からスノーボードの本場・アメリカで孤軍奮闘してきた國母のスノーボーダーとしての姿がおよそ15分にまとめられており、
「言葉もしゃべれずに1人でアメリカに渡った頃」
「東日本大震災発生直後のUSオープンで優勝した時のこと」
「現在の國母の生活」
など、國母の人生をたどりつつ、彼が急坂を異次元のテクニックで滑り降りるシーンもたっぷり紹介。合間には國母が、スノーボードに対する熱い思いや人生観について語っている。
この動画は昨年12月に公開されたものだが、平野らのメダル獲得によってコーチの國母にも注目が集まった結果、ネットユーザーの間でも話題となり、YouTubeのコメント欄には、
「かっこいいな國母」
「なんでか涙が出た。凄くいい」
「好きなことを存分に楽しんでadidasと契約。本物の勝ち組。まじでかっこいい」
といったコメントが寄せられているほか、2ちゃんねるでも動画が評判を呼び、
「見終わったわ
本当に15分が短く感じたわ 」
「金儲けのメディア露出とかじゃなくてスノボー
一筋やって消えていきたいとか言ってるのは見直した」
「服装がどうとかってすげえ小さいことなんだな」
と、賞賛の声が続出。腰パン事件では散々叩かれた國母だが、今回の偉業により、ネット上でも見事に"復権"が叶ったようだ。
【参照リンク】
・" Welcome:國母和宏(KAZU)""-YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=HtIT0dVuOwo
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