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未来のSNSは人を繋がない 嫌いな人を切り離す「アンチSNS」が増えていく

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苦手な人に街中でバッタリ出会ってしまうのは、できれば避けたいもの。そんな"望まざる出会い"を回避する目的で開発されたアプリ、「Cloak」が話題だ。


ソーシャルメディア情報サイト<mashable>によると、Cloakはユーザーが登録しているSNSから得た位置情報をもとに、"会いたくない友人"が何処にいるかを教えてくれるアプリだという。

Cloakと、位置情報SNSサービスfoursquare(フォースクエア)、Instagramを繋げると、自分の現在位置とその付近にいる友人の位置が表示される。さらに、会うのを避けたい人物にフラグ(目印)を付ければ、1ブロック(=すぐそこ)から2マイル(=約3.2キロメートル)の範囲で、その人物の接近を知らせてくれるのだ。ちなみに、"cloak"には英語で「覆い隠す」という意味もある。

このCloakを開発したのはプログラマーのブライアン・ムーア氏と、<Buzzfeed>の元クリエイティブ・ディレクター、クリス・ベイカー氏。ベイカー氏はこの他にも、Facebookで自分が見たくない他人の写真(赤ちゃんや嫌いなセレブなど)を他の写真に差し替えて表示するサービス、Ratherを開発している人物だ。

<mashable>の記事を読んだ人々からは

「史上最高のアプリだ」
「これは使える」
「スッピンで近所に買い物に行けるわ」

と歓迎の声が寄せられているが、一方では

「逆の目的にも使えるよね? 会いたい人が近くに来た時に知らせてくれる、っていう。ストーカーが悪用するかもよ。それに自宅を離れているのが分かって泥棒に入られる、とか」
「こんなアプリいらない...」
「その人が嫌なら、友達リストから外せばいいのに」
「これじゃフェイス"ブロック"だな」

と、危険性を示唆する声や辛辣なツッコミも多い。

基本的にSNSは「人と人とを繋ぐ」のが本来の目的だが、ベイカー氏は「今後はその逆の『自分と嫌いな人を切り離す』ことがメインの"アンチSNS"が増えていく」と予想している。

【参照リンク】
・Anti-Social Networking App Helps You Avoid Friends You Don't Like
http://mashable.com/2014/03/18/cloak-app/ 

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