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10日、富士通が、子会社のインターネット接続業者(プロバイダー)ニフティを売却すると某報道機関が報じ波紋を呼んでいるが、ネットユーザーの多くの関心はもっと別なところにあるようだ。
このたび報じられたのは、富士通がインターネット接続サービス(プロバイダー)の子会社であるニフティを売却する手続きに入り、「すでに国内の投資ファンドなどに打診を始めている」というもの。会員数の減少により業績が低迷する個人向けサービスから撤退し、今後は企業向けのITシステム事業に力を入れる、ということのようだ。
これについて富士通は「売却する手続きに入った事実はない」と控えめに否定しているようだが、いわゆる"パソコン通信"の時代から業界をリードしてきた老舗のニフティだけに、今回の報道を悲しむ声は少なくない。
しかし、今のネットユーザーたちからすると「ニフティ=プロバイダー」というイメージはもはや過去のものだ。実際、ネット上には売却を悲しむよりも「デイリーポータルZは大丈夫なのか?」「真っ先にデイリーポータルZの心配をした」という声のほうが圧倒的に多いのだ。
説明するまでもないと思うが、<デイリーポータルZ>(以下:DPZ)はニフティ内の超人気サイト。独自の特集記事を中心とし、ここ数年増えてきた面白いサイトの先駆者である。未だに他サイトの追随を許さず、トップクラスの人気を誇り、各地にもファンが多い。
そんな、ネットを代表する人気サイトのDPZだけに、
「DPZが無事ならいい」
「すでにデイリーポータルZが本体だった」
「プロバイダ業よりもデイリーポータルZへの心配が先立つのも時代か」
「DPZだけは何とかしてもらえないだろうか...」
「DPZは?ねぇ、DPZは、、、?」
「ある意味デイリーポータルには特ダネが舞い込んできたワケで」
「DPZ『僕らは今後どうなっちゃうんでしょう、と経営陣に聞いてみた』がくるわけですね」
などなど、DPZを心配する(&ますます期待する)声がほとんどだ。
こんな大変な日にも、「クックドゥの具と素を入れ替えてみた」など、いつもと変わらないスタンスで記事を提供してくれている。たとえニフティが売却されたとしても、DPZには変わらぬスタンスで、これからも我々を楽しませて欲しい。
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