ビジネスの世界でついやってしまうNG行為。こちらが良かれと思ってやっていることも、いざ相手からすれば、「ただ失礼なだけ」ということがあります。
その一つに挙げられるのが長文メール。この行為を、「いつも長文メールになるのは、自己保身。」とバッサリきっているのが、これまで1万人以上のビジネスパーソンと面談をしてきた千田琢哉氏。自著『1秒で差がつく仕事の心得』のなかで、「長文メールは悪」とハッキリ言っています。
「長文メールをもらってうれしいのは、唯一、恋愛初期に最愛の相手からもらう時くらいだ。仕事で長文メールを送るのは悪である。長文メールとは10行以上のメールと考えてもらいたい」(千田氏)
初めてのアプローチの際、またそれが目上の人に対してなら少々長くなるのも仕方ないですが、毎日毎回長いメールを送ってばかりいると、周囲からの評価も下がっていく一方。
想像してみましょう。ただでさえ忙しいビジネスパーソン。毎日、パソコンには多くのメールが届き、それをさばかなければなりません。その中での長文メール。しかも、それに対する回答も面倒なことが多いとなると、長文メールへの返信はいつも後回しに。
自分が送ったメールが後回しにされることから仕事が滞り、さらに長くなったメールを送るハメになるのです。
「長文メールは負のスパイラル人生のきっかけを作るのだ。長文メールになる原因は、ひたすら自己保身のためだ。相手のことを考えると、メールはできるだけ短くまとめたほうがいい」(千田氏)
つい、メールが長くなってしまう諸君、あなた達の仕事がスムーズに進まないのは、相手のことよりも自分のことを考えているからではないでしょうか。自分に対して短くわかりやすいメールを送ってくれる人を思い出し、そこから学んでみてはいかがでしょう。
夏のボーナスでの評価アップのために、小さなことから少しずつ頑張ってみませんか。
【書籍データ】
・『1秒で差がつく仕事の心得』千田琢哉著 宝島社
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