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ワープロソフト「一太郎」で知られるジャストシステムと富士通は4月24日、東京・浜松町の世界貿易センタービルで、日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS」を発表。ユーザー視点で快適な使用感を追求した「スマートファン史上最高の日本語入力システム」だと強調した。
誤変換を防止する賢い日本語入力システムである「ATOK」。1982年に誕生して以来、カーナビやゲーム機、携帯電話などに搭載され、様々なシーンで快適な日本語入力をサポートしてきた。そのシステムが今回、Android端末向けの「Super ATOK ULTIAS」として生まれ変わり、主要になる機能は3つに分類される。
1、 性格な変換機能
文脈に応じて正しい漢字に変換することが可能とのこと。例えば、「計算がせいかく」であれば「正確」のように変換。予測変換は誤入力でも適切な候補を提示。図書館と入力すれば、libraryと表示されるように、入力した日本語に応じた英単語が予測変換に表示される。
2、 単語数の増強
その時に話題になっている旬の言葉を自動で更新し、変換候補に追加する機能が新しく加わった。また、今まで変換できなかった「あおりいか(障泥鳥賊)」や「まんぼう(翻車魚)」などの難読文字の変換機能を強化した。
3、 アプリごとに辞書を自動切り替え
メールやSNSを使う際は話し言葉が優先され、地図アプリを使う際は地名が優先されるなど、目的に応じて入力内容がスムーズに変換される。
これらの機能をふまえて、ジャストシステムの田食(たじき)CSP事業部長は、「他のスマートフォンと比較して、半分近い操作数で入力が可能。実際に使用すれば確実に実感できる」と自社の変換システムに自信をみせた。
さらに、その変換システムを搭載する富士通製の端末には、同社の技術が随所に組み込まれているという。タッチミスを従来よりも減少させ、思い通りの操作を実現するプレミアムサクサクタッチパネルを搭載。また、スマートフォンに不慣れなユーザー向けに、入力ボタン形式をフューチャーフォンのボタン配列に変更できる機能を追加した。
富士通の高田執行役員は、今回の共同開発の経緯について、「これまで以上にスマートフォンの使いやすさを追求するには、ハード、ソフト面の工夫はもちろんだが、複雑な日本語を扱う上で、やはり高度な日本語変換システムが不可欠だった」と述べた。
「Super ATOK ULTIAS」搭載端末は、2014年夏の富士通製スマートフォンから順次発売を予定している。
【参照リンク】
・Super ATOK ULTIAS
http://www.fmworld.net/product/phone/ultias/
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