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調査会社の日経BPコンサルティングは5月2日、「スマートフォンユーザーのネットワーク利用実感に関する満足度調査」の結果を発表した。
同調査は、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルのスマートフォンユーザーである15歳から59歳までの男女5万5000人を対象にWebアンケートを実施。調査項目は「エリア」、「通話品質」、「通信品質」の3項目。それぞれの「ユーザーの属性別」の満足度に加えて、5つの「利用シーン」における満足度を尋ねている。
その結果、ドコモが5部門において利用満足度で1位を獲得した。都道府県別に見ても47都道府県中で9割以上を記録する圧倒的な強さを見せている。それでは早速、順を追ってキャリアごとの調査結果を見ていきたい。
1.エリア
「満足」と回答した人は、ドコモ40.0%、KDDI(au)31.2%、ソフトバンクモバイル23.2%だった。「やや満足」と合わせると、それぞれ78.2%、70.3%、61.6%の順。一方で「やや不満」と「不満」と回答した割合は、各キャリア1割前後と不満傾向が少なかった。
2.通話品質
通話品質については、「つながりやすさ」「音質のよさ(クリア、聞き取りやすい)」「ノイズがない」「途切れのなさ」を基準として利用満足度の回答を得た。「満足」と答えたのは、ドコモ31.8%、KDDI(au)26.3%、ソフトバンクモバイル21.2%の結果だった。
3.通信品質
こちらも「通話品質」と結果はほぼ変わらず、「通信品質」は「つながりやすさ」「通信速度」「途切れのなさ」を基準とした。「満足」という回答は、ドコモ27.6%、KDDI(au)22.6%、ソフトバンクモバイル18.7%の順。
4、ユーザーの属性別
同調査では、先の1~3の項目について、会社員、専業主婦、大学生、中高生の4つの属性別に調査結果を行っている。いずれの項目でも、満足度(「満足」+「やや満足」)は、中高生以外で1位ドコモ、2位KDDI(au)、3位ソフトバンクモバイルだった。中高生でもドコモがトップは変わらぬものの、「エリア」と「通話品質」の満足度では、KDDI(au)とソフトバンクの順位が逆転した。
5、利用シーン別
同調査では、自宅内、職場/学校、移動中、街中の商業施設/レジャースポット、旅先の宿泊施設/観光スポットの5つの利用シーンが対象。5つのシーンで満足が高いのは、「自宅内」で、いずれのキャリアも6割以上の満足度が高い傾向だった。しかし、移動中については、6割に到達した通信事業者はなく、続いて旅先の宿泊施設/観光スポットについて、も同様に満足度が低い傾向が見られた。
これまで、スマートフォンのつながりやすさや速度を実測する調査が多い傾向にあったが、利用満足度というユーザー視点で、キャリアに対する評価を下した同調査。今回の調査では、ドコモが各項目で優位を誇る結果になったが、これを機に各キャリアがユーザー目線での品質改善に取り組み、今後のより良いサービス提供につながることを期待したい。
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