プロ野球・DeNA横浜ベイスターズの中村紀洋が7日、一軍登録を抹消された。これについて中畑監督が、懲罰的な意味合いがあることを述べたため、野球ファンからは「また"黒ノリ"登場か」と話題となっている。
6日の試合終了後、中畑監督は「チーム方針に従わない言動があったということ」と述べ、中村に二軍行きを命じた。これについて中村は、
「打席に入っているとき走者を場面によっては動かさず、打撃に集中させてほしいとコーチに相談させてもらいました。そうしたところ、今朝になり連絡があり登録抹消だということでした」
「コーチに相談することが監督批判になってしまった形です」
「今回の相談するという行為が『批判』と映ったならば寂しいこと」
「勝つために1軍のフィールドに僕は必要ないのだろうか...」(一部抜粋)
と、フェイスブックに長文の"声明文"を発表。勝利を願う中村の思いは、監督には伝わらなかったようだ。
近鉄からドジャース~中日~オリックス~楽天を経て、2011年からDeNAで戦う中村紀洋は、昨年、名球会入りも果たした名選手だが、これまでたびたびその言動が話題となってきた。近鉄からFA宣言した際の「中村紀洋というブランド」発言から始まり、
・メッツとの契約合意報道 メッツのHPに掲載 「信用出来ない」と契約を白紙に(02年)
・6回に及ぶ契約交渉の末、オリックスを退団(06年)
・育成選手で拾ってくれた中日からFA宣言(08年)
・プレーに対するダメ出しから「お前、友達いないだろ」と個人攻撃(10年)
など、これまで起こした騒動は数知れず。12年にはDeNAでも采配批判を行い、この時は頭を丸刈りにした。
それゆえ今回の騒動に対し、野球ファンからは「またか」という感想を持った人が多かったようで、ネット上には、
「まーた黒ノリさん出たのかw」
「これは真っ黒ノリさんやな」
「ブラックノリさんは何度でもよみがえる」
「黒ノリ何回目だろ」
と、「黒ノリ」という単語が多数登場。中村は、その後先述のフェイスブックの文章を削除し、新たに、
「この度は、私のフェイスブック上でのコメントにより、お騒がせいたしまして、大変申し訳ございませんでした」
「チーム、そして何よりファンの皆様に不快な思いをさせてしまったことを心よりお詫びいたします」(一部抜粋)
という文章を発表したが、4月の不調から反転を狙う時期の言動ということを考えると、厳しい反応もやむを得ない状況だ。
【参照リンク】
・中村紀洋のフェイスブック
https://www.facebook.com/pages/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E7%B4%80%E6%B4%8B/385738221506511?ref=stream&hc_location=timeline
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