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グザヴィエ・ドゥ・ロズネとギャスパール・オジェから成るフランスのエレクトロニック・ミュージック・デュオ、ジャスティス。<Huffington Post>が2007年のデビューアルバムにして衝撃作『+(クロス)』と2011年リリースの最新作『オーディオ・ヴィデオ・ディスコ』について話を聞いた。<Huffington Post>: 2作目のアルバム(『オーディオ...』)に対する反応で、何か違うなと感じたことはありますか?
ドゥ・ロズネ: 難しいな。それぞれの国についてコメントするのは苦労するよ。誰が僕らの音楽を聴いているのか、わからないからね。女性なのか、男性なのか? 若いのか、それとも年がいった人たちなのか? 田舎か都市部か? 都市在住者がほとんどだとは思うけどさ。セールスに関して言うと、最初の作品(『クロス』)よりは少なかった。だけどリアルな反応を得られるのは、ライブだけだからね。今回のツアーは最初の時よりも手ごたえがあったから、全体的にはいい感じじゃないかな。
音楽が人々の元に届くには少し時間がかかるし、そうでない時もある。曲の中には手ごたえのないものもあるし、忘れた頃に届くこともあるんだ。
アメリカ人が今ダンス音楽に夢中なのは、あちこちで話題になっていますが、ファンはあなた方のパフォーマンスに、もっと "ダンス" 的なものを求めていると思いますか?
ドゥ・ロズネ: 僕らにしてみれば、『クロス』はダンスアルバムじゃなかった。その収録曲がクラブでかかっているなんて、聞いたこともないしね。リミックスはかかることがあるようだけど、オリジナルは全然さ。収録曲はどれも、クラブ向けの楽曲じゃないんだ。『クロス』ではライブで演奏するのに手を加えなければならなかったけど、今回の『オーディオ...』では必要なかった。『クロス』の方がクラブ向きに思えるのは本当のことだから、ちょっと矛盾してるよね。でも僕らは、ダンス音楽を作ろうとしたわけじゃない。ジャスティスはダンス音楽のバンドだと、多くの人が誤解しているのは興味深いね。僕らはクラブ向けの楽曲を作ったことがないから、何故そう思われるのかわからないけど。僕らのDJ活動が盛んで、その中ではほとんど、自分らの音楽ではなくクラブ音楽をかけていたからかもしれないね。でも同時に、この "誤解" をありがたく思ってもいるんだ。僕らは "エレクトロニック・ダンス・ミュージック" の世界とよりトラディショナルな音楽に、片方ずつ足を突っ込めるからさ。そのおかげで、僕らはロラパルーザとウルトラ・ミュージック・フェスティバルの両方でプレイすることができる。ジャスティスはウルトラではダンス度が、そしてロラパルーザではロック度が一番低いんだよ。
あなた方のショーはどちらかといえば、アリーナ・ロック、それともパーティーのどちらだと?
ドゥ・ロズネ: どちらでもないね。僕らはギターを弾かないし、ロックにしようともしていない。ダンスってわけでもない。自分たちのレパートリーをやるだけ。中にはダンサブルじゃない時もあるだろうけど。僕らは自分たちの楽曲で "歌劇" のような何かをやろうとしているだけさ。
あなたはかつて、すべてを"フル"にはしたくないと言っていました。最初のアルバムではマイクロサンプリングをしていますね。それは骨の折れる作業でしたが効果的なやり方でした。今回、アルバムでもライブでも、あなた方は物事をありのままに進化させるのに前向きですね。
ドゥ・ロズネ: そうだね。だけど最初のアルバムもほとんど同じ意図で作られたんだ。自分たちがプロデュースしたやり方ではなくてね。最初のアルバムを作った時、僕らは「OK,これがPCでできるものなんだ」って言いたかった。それに最初の作品だったから、ちょっと洒落たものにしたかったし、自分たちがどれだけのテクを持っているのかを証明する作品にもしたかったんだ。と同時に、少々ラフな感じもキープしたかった。なぜなら僕らは、洒落ていながらもラフさに欠ける激しいダンス音楽には、あまり魅力を感じていなかったからさ。
オジェ: それって、浮ついてるだけだよな。
ドゥ・ロズネ: それと2枚目のアルバムについて。コンピューターで作ったかなりデジタルな過去の作品よりも洒落ていて、とてもいい感じの楽曲はたくさんあった。だけど僕らが作りたいのは、それとは正反対のものなんだ。自然な感じのものだよ。ムーディーで、製作という意味ではちょっと地味なものさ。僕らの好きな楽曲の多くが、そんな感じだったからってのもある。純粋なテクニックよりも、むしろスタイルが大事だったんだ。(アルバムの発売から)1年が経って、自分たちがやったことは正しかったと感じている。2枚目のアルバムはおそらく、最初よりもずっといいはずだ。最初のは"2007年(=ちょっと昔)"って感じだけど、2枚目は時代に合ってる。以前よりもゆとりがあるし、僕らもまたそんな感じさ。
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