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日頃は快適な空の旅が楽しめる航空機も、一歩間違えば大惨事となる。このほど、スペインのエル・プラット空港で起きたニアミスは、そうした未曽有の大惨事になりかねない事態だった。
映像をご覧になられればおわかり頂けるかと思うが、既に着陸態勢に入っているロシア機の眼前には、今、まさに離陸態勢に入ったアルゼンチン機が。しかし、事態を察知したロシア機は、最悪の事態を回避するために慌てて急上昇。無事に危機を脱することができた。
【動画】http://youtu.be/1N5THRSp4hM
現在、ネット上では咄嗟の機転と的確な操縦で事故を回避したロシア機の機長を絶賛する声があがっているが、一歩間違えば、実に583人もの命が奪われた「テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故」(1977年/スペイン)のような航空機同士の巨大な事故になりかねなかっただけに、なんともヒヤリとさせられる話である。
文・猪俣進次郎
【参照リンク】
・[FULL HD] UTair Aviation 767-300 NEAR MISS? GO AROUND at Barcelona-El Prat
http://youtu.be/1N5THRSp4hM
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