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人気のTVドラマシリーズ『MAD MEN マッドメン』では、1960年代のニューヨークを舞台にバリバリ活躍する広告マン、ドン・ドレイパーを演じるジョン・ハム(41)。彼が今度はイギリスなまりの英語で、(もと)ハリポタことダニエル・ラドクリフ(23)と共演するドラマが12月に放送される。ハリー・ポッターとドン・ドレイパー...何とも妙な組み合わせのようだが、イギリスで放送される新ドラマシリーズ『A Young Doctor's Notebook(ある若き医者の手帳)』の制作陣にエグゼクティブ・プロデューサーとしても参加したジョンは、ダニエル・ラドクリフは自然なチョイスだったと言う。
ドラマのおおよその筋書きは、都会で医大を卒業したばかりの25歳の新米ドクター(Dr. ブルガーコフ)が、1916〜1917年の革命直前のロシアで、自動車や電話、また電気もろくにない田舎町にたった一人放り込まれて奮闘する...というもの。ダニエル・ラドクリフが演じるのは、若き日のブルガーコフ医師。確かに黒い髪と透き通るような白い肌を持ったダニエルは、都会のもやしっ子ドクターを演じるのに向いているかもしれない。
対するジョン・ハムは、この医師が中年に成長し、若い時の自分の行動をかえりみて横からいろいろとコメントしているという役どころだ。守護霊ではないのだが実際にそこにいて、若い時の自分とその日あった出来事について会話をしたり、ブラック・コメディー仕立てになっている。
下の予告ビデオの中には、2人が1つのバスタブで一緒にお風呂に入り、「ちょっとそのヘチマスポンジとって」なんて言っている場面も。(これは必見!)
<『A Young Doctor's Notebook』予告CM>
鋭い読者の方は「ブルガーコフ」と聞いてお気付きかもしれないが、この『A Young Doctor's Notebook』の原作は、『巨匠とマルガリータ』で知られるロシアの劇作家・小説家、ミハイル・ブルガーコフ(Mikhail Bulgakov/Михаил Булгаков)によるもの。彼は実は若い頃に軍医として働いていたことがあり、半ば自伝のようなショート集『A Country Doctor's Notebook(ある田舎医者の手帳)』がもとになっている。
メーキング映像の中で、ジョンはこんな逸話も明かしている。ジョンが初めてダニエルと顔合わせをした時、開口一番ダニエルは、「僕、ブルガーコフの大ファンなんです!」と熱く語ったという。「そんなこと言う(若い)人、いませんよ、普通」と笑っていた。
『A Young Doctor's Notebook』は12月6日から、イギリスのスカイアーツ1チャンネルで放送開始の予定。じきに人気が出て、日本やアメリカでも放送されるといいのだが。
<『A Young Doctor's Notebook』メーキング映像、ジョン・ハム インタビュー>
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記事元:EW.com via HuffPost Entertainment、Guardian、HuffPost TV、Screen Crush