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近頃、我々が有名人について知ることといえば、パパラッチの作り出すイメージや、匿名の "内部関係者" による胡散臭い証言に基づくものばかりで、ともすればスターが生身の人間であることを忘れてしまいがちだ。そこで、<The Huffington Post>は、矢継ぎ早の質問に率直に答えてもらう一問一答形式のインタビュー・シリーズ(#nofilter)を新たにスタート。スターのもっとも罪深い喜びを共有することで、その人物をより深く知ろうという試みだ。今回はニュー・アルバム『Girl On Fire』をリリースしたばかりのアリシア・キーズをつかまえ、インタビューを通して、アルバムの骨格を形成するものを探ってみた。
The Huffington Post:(10月末に)ハリケーン「サンディ」がニューヨークを襲ったとき、我々はあらためて自然の持つ驚異的な力を思い知らされました。あなたは今回のアルバムで、なぜ火(Fire)の力にこだわったのでしょうか?
アリシア・キーズ:母なる自然と、それらを構成する要素は、本当に強力だわ。信じられないほどに。私にとって、火がどうしてそれほど力強いものに思えるかというと、火が強さそのものの象徴だからなの。止められないものの象徴とでも言おうかしら。通り抜けることもできないし。まさに情熱っていう感じで、私はそこが大好きなの。
あなたはニューヨークにおける強さの象徴でもあります。ニューヨーカーたちがこれほど立ち直りが速いのは、どんなところに要因があると思いますか?
確かに、ニューヨーク市民は驚くべき回復力の持ち主だと私も思うわ。私たちは、強い気持ちと強い志を持っているの。タフな街に住んでいるから、身の回りで次々と起きるあらゆることに対して立ち直りが速くないと、やっていけないんだと思う。「サンディ」で受けた被害も、私たちはきっと克服するはず。みんなが結束して力を合わせる姿を見るのって、とても素敵よね。
先日、(NYの地元ラジオ曲でオンエアされた「ガール・オン・ファイア」と「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」のメドレーに合わせて)エンパイアステート・ビルディングの照明を灯されましたが、これぞまさにニューヨークという鳥肌モノの瞬間でしたね。
本当に信じられないくらい素晴らしかったわ。あの(点灯用の)レバーを引いて、エンパイアステート・ビルのライトアップが始まって...これまでの人生で一度も想像したことがないような光景だった。ニューヨークの最高に素晴らしい瞬間だったわ。夢にも思わなかったような、本当に感動的な瞬間だった。
エンパイアステート・ビルディングのライトアップ
パン。
鉄板の言い訳は?
疲れた。
誰も見ていないところで、ひとりで何かをするとしたら?
最初に頭に浮かんだのは、あんまりいい答えじゃないかもしれないけど、ヒールを脱ぐことかしら。
失敗が許されない状況で、何か1つだけするとしたら?
私は自分の辞書から "恐れ" という単語を消したの。恐れを消したら、失敗もしようがないと思うのよね。
これを聞いたら世間が驚くであろう、あなたの未体験を1つ挙げるとしたら?
コニーアイランド(ニューヨークのロングアイランド南岸にある保養地)に行くこと。それってちょっと異常じゃない?
繰り返し見る夢は?
私は夢を見ないの-−見るのは、心地が悪かったり、何かつらい経験をしているときくらいね。
ベッドのサイドテーブルには何が置いてありますか?
本が山積みになってるわ。でも、なぜそこに置いてあるのか自分でもわからないの。ちょっと場違いな感じだし。あとは、お水ね。水は絶対に必要。私の部屋は乾燥気味だから。加湿器を絶対に置くべきなんだろうけど、置いてなくて...あとはローションね。
腹が立つのはどんなとき?
周りの人が私を制止しようとするとき。
あなたが "ガール・オン・ファイア(燃える女)" なら、息子のエジプト君は?
アリシア: "ベイビー・オン・ファイア(燃える赤ん坊)" でしょ! あなたはベイビー・オン・ファイアよね?
エジプト:違うよ!
アリシア:じゃあ、あなたは何?
エジプト:僕はいい子だよ。
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