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ヒュー・ジャックマンが米CBSの番組『60ミニッツ』でのインタビューで父親について語り、涙を見せた。番組ではアカデミー賞のノミネートも期待される新作『レ・ミゼラブル』(12月21日(金)から日本公開)のことだけでなく、自らの父親やオーストラリア・シドニーでの子供時代を含む私生活についても語った。5人兄弟の末っ子として生まれたヒュー。母親は彼が8歳のときに家を出たため、それからは父親が男手ひとつで兄弟を育ててきたという。
「母親が出て行った日の朝のことは覚えているよ。彼女はタオルを頭に巻いた姿で『じゃあね』って言ったんだ。そして僕は学校に行ったんだけど、家に帰ると誰もいなかった。次の日、イギリスから電報が届いて、母がそこにいるのを知った。それきりさ。母も永遠に僕らと離れるとは思わなかったと思う。『(今は)行かなくちゃいけないけど、戻ってくるから』って感じだったろうね。父は毎晩、母が戻ってくるよう祈っていたよ」
ヒュー・ジャックマン、『60ミニッツ』でのインタビュー
(途中、CMが入ります)
ヒューはまた、父親についても言及。インタビューの中では涙を見せる場面もあった。
「父はとても頼りになる人さ。僕にとってもね。誠実さや信頼性、何があろうとも毎日そこにいることとか、いろんなものを学んだよ。...(父は)常に家族のことが頭にあるんだ。『デブ(=ヒューの妻デボラ)はどうしてる?』なんてね。仕事のことじゃなくってさ。父は自分の後悔と共に生きているのかもしれない。そして僕に同じ後悔をしてほしくないと思っているんだ。父は穏やかなやり方で、一番大事なものを僕に思い出させてくれるのさ」
『レ・ミゼラブル』で共演したアマンダ・セイフライドは最近のインタビューで「ヒューには悪いところがない」と彼を絶賛していたが、その素晴らしさは立派な父親の教えから来ているのかもしれない。
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