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2012年度ナショナル ジオグラフィック国際写真コンテスト

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今年の「ナショナル・ジオグラフィック国際写真コンテスト」も充実した内容となった。今年大賞を受賞したのはタイ在住の写真家、アシュレー・ヴィンセント氏だ。彼は10,000ドルの賞金とワシントンD.C.にあるナショナル・ジオグラフィックの本部への招待券を持ち帰っている。



タイのカオ・キアオ動物園のメス虎 "ブサバ" が水浴びを終え、身体を乾かすため激しく震わせ、水しぶきをあげている瞬間を捉えたこの大賞作品、ブサバを幾度も写真に納めてきたヴィンセント自身も、「自然が微笑んだ最高の瞬間」だったと撮影時を振り返っている。

コンテストには総勢22,000以上もの写真が150国から応募が集まり、その中の優秀な作品には大賞の他、「People」「Places」などのカテゴリーに分かれた賞が贈られる。ここではその受賞作品を一部公開するので、お楽しみあれ。

1.大賞:「The Explosion!(爆発!)」
被写体はタイの国立カオキアオ動物園にいるメス虎 "ブサバ" 。「彼女の写真を幾度となく撮影してきたけれど、その文次第に突出したショットを撮ることも難しくなってきた。なので、彼女の元を訪れる度に、より深く、注意して観察することにしたのです。そしてついにその時が来た。彼女が水浴びを終え水を振り落とし始め瞬間です。自画自賛のようになってしまって恐縮ですが、まさにあれは自然が私に微笑んだ瞬間でした」とアシュレー氏はコメントしている。


2.「People」部門第1位:「Amongst The Scavengers」(禿鷹達に紛れて)
1日も終わる頃になると、女性達もゴミあさりを許される


3. 「Viewers Choice For Nature」(視聴者が選ぶ自然部門):「優しいひととき」
母チータのマライカと、その子供がじゃれている心温まる瞬間。マライカは自動車の上に飛び乗るのが好きで、それは母アンバーから教わった遊びであるようだ。チータの一族は、遊びも狩りも母から子へと代々伝えていき、ツーリスト達にとってそんな親子の光景は堪らない物がある。中でも最も優しい瞬間を捉えたのがこのショットだ。



4.「Honorable Mention」(選外佳作賞):「Red Fox Catching Mouse Under The Snow」(雪の中のネズミを狩るアカギツネ)
驚異的な聴覚を誇るキツネは、積もった雪の60センチも深い所にネズミを見つける。高くジャンプしてほとんど垂直に雪の中へダイブした後、見事にネズミを捕まえた。
5.「Honorable Mention」(選外佳作賞):「Predation Up Close and Personal」(補食の瞬間に肉薄)
敵が現れ、一斉に同じ方向へと逃げる魚の群れに囲まれる。驚くべき体験であった。


6.「Honorable Mention」(選外佳作賞):「Ursus Arctos Horribilis」
アラスカの野生のクマが獣道を探っている瞬間、そして手作りの自動トリガー装置で遠隔操作の末に捉えた瞬間である。


7.「Honorable Mention」(選外佳作賞):「Stilt Fishing」
スリランカにだけ伝わる独特の漁。珊瑚礁の中に立てられた細い十字形のポールに立って魚を捕るのだが、遠目からのショットによって、その足場の不安定さが伝わってくる。


その他の作品は下のギャラリーから
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