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私たちがキャリー・ブラッドショー(『セックス・アンド・ザ・シティ』の主人公)のクローゼットの中身をあれこれ夢見るとき、そこにはジミーチュウやクリスチャン・ルブタンのハイヒールがある。その隣にはきっと、シャネルの黒革のゴージャスなバックが...。彼女の作った服は、女性たちの人生を永遠に変えてしまった。なぜならココはいつもこう考えていたからだ。「ラグジュアリー(豪華さ、ぜいたくさ)とは、心地よくあるべき。そうでないとしたら、それはラグジュアリーではないわ」と、ココ。これはすなわち、(それまで女性のウエストを締めつけていた)コルセットに別れを告げるものだった。彼女はまた、画期的なファッションそしてLBD(Little Black Dress、シンプルな黒のドレス)を生み出したことでも有名だ。ココがそれまで喪服でしかなかった黒の服を女性のワードローブのメインストリームに持ち込むまで、世の女性は一体どうやって、LBDなしでやってこれたのだろうか?
1955年、ココは現在もシャネルの象徴といわれるキルト状の革で出来た2.55(同年2月に作られたことに由来)というバックを作った。長さが調節可能で上品なチェーンのストラップが特徴のバックは、世界中のファッション愛好家たちに今も使われている。サイズも豊富で、誰もが欲しがるこのバックは、忙しい世の女性たちにとって完璧なアイテムなのだ。
一流ブランド"シャネル"は今なお、アートディレクターのカール・ラガーフェルドのもと、流行の発信源として君臨し続けている。彼はシャネルのオートクチュールから既製服(プレタポルテ)、アクセサリーラインまで、すべてのデザインを監督しているのだ。キーラ・ナイトレイやダイアン・クルーガー、エマ・ストーンのようなスターたちも皆、シャネルの虜だ。これはシャネルの製品が、ココ・シャネルから伝わるブランドの真髄を損なうことなく、時代を超越したシルエットと完璧なデザインを引き継いでいるからにほかならない。
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