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映画のためなら太るのもいとわず! 役作りで増量したセレブたち

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憧れの役を得るためなら、何だってやるのが俳優というもの。当然、役になりきるために、太ることもいとわない。


そもそも、少しくらいセルライトがついたからといって、誰かを傷つけるわけではない。むしろ、カップケーキやドーナツで培った脂肪が、栄誉ある賞を引き寄せてくれることだってあるのだから...。そこで、ハリウッドの大物スターたちが実際に役作りのためどれくらい増量したかを調査してみた。

まずはジョージ・クルーニーの場合。彼は中東の石油利権に関する問題を描いた映画『シリアナ』(2005年)でCIAの元工作員、ボブ・バーンズを演じるために30ポンド(約13.6キロ)も増量。その甲斐もあり、見事アカデミー助演男優賞に輝いた。

同じく、役作りのために30ポンドも体重を増やしたのがマット・デイモンだ。企業犯罪の内部告発をコミカルに描いた2009年の映画『インフォーマント!』で、大企業で働きながら内部告発を企てる主人公マーク・ウィテカーを演じたマット。「体重を増やすのは、ものすごく簡単だったよ。すっごくおもしろかったしね。基本的に、数か月間は見るものすべてを口に入れていたって感じさ」と、楽しみながら増量したことを告白。ちなみにマットはこの役で、ゴールデングローブ賞の主演男優賞(ミュージカル・コメディー部門)にノミネートされた。

役作りのための増量といえば、女優ならレニー・ゼルウィガーを思い浮かべる人も多いだろう。『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズの、出版社に勤めるサエないぽっちゃりOL・ブリジット役を演じるため、過去2度にわたって28ポンド(約12.7キロ)もの増量を敢行したレニー。しかし2013年公開予定のシリーズ第3弾『ブリジット・ジョーンズ・ダイアリー/Bridget Jones's Baby』では、健康面への危惧から増量を拒否したとも伝えられている。

カントリー音楽界の元スター歌手が、再起をかけてツアーに出る姿を描いた映画『カントリー・ストロング』(2010年)。演技はもちろん、歌声も高く評価された主演のグウィネス・パルトロウは、アルコール中毒のシンガー、ケリー・キャンターを演じるため、その華奢な体に20ポンド(約9キロ)の贅肉をつけたそう。しかし、さすが体型管理には厳しいグウィネス。パーソナルトレーナーのトレーシー・アンダーソンの助けを借りながら、わずか2週間で元の体重に戻したとか!

名だたる賞を総なめしたクリント・イーストウッド監督・主演作『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)で、孤独な女性プロボクサー、マギー・フィッツジェラルドを好演したヒラリー・スワンク。彼女に課せられたのは、単なる増量ではなく、筋肉量を増やすことだった。筋肉のみで19ポンド(約8.6キロ)を増量したヒラリーは、結果、『ボーイズ・ドント・クライ』(1999年)に続いて2度目のアカデミー主演女優賞を受賞している。
体重の増加を認めたキム・カーダシアン

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