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Yahoo! JAPANが次世代インターネットサービス「さわれる検索」を発表。3Dプリンタと融合し、「見る」「聞く」だけでなく、「さわる」検索が始動する。
「さわれる検索」とはこれまでのインターネット利用のメインスタイルであった「文字」と「音声」入力から、情報を「さわる」ことに発展させたコンセプトモデル。なんでも呼び出せ、なんでも産み出す"クラウド"をイメージし雲の形をしたデザインで、音声入力によって認識されたキーワードを3Dプリンタから出力し、馬なら馬、ネコならネコの"立体物"を生成、アウトプットするという仕組みになっている。
「さわれる検索」はこうなっている!
そもそも「さわれる検索」が生まれた背景には、情報技術で人々や社会の課題を解決する"課題解決エンジン"をミッションとして掲げるYahoo! JAPANが、「さわる」ことを最も必要とする人に使ってほしいと考えてのことだったそう。「さわる」ことを最も必要としている人とは、視覚障害をもつ子どもたち。形を認識することを、「さわる」ことを通して行う彼らのために、この「さわれる検索」を盲学校教育の一部に役立ててもらおうと、「さわれる検索」プロジェクトも始動している。
既に筑波大学附属視覚特別支援学校(盲学校)内にこの「さわれる検索」を試験的に設置し、盲学校の生徒たちに「さわれる検索」プロジェクト特別授業を実施。実際に授業を受けた子供たちからは、
「触り心地がすごく不思議だなと思ったのがおばけとイカでした」
「(3Dプリンタで作られたスカイツリー模型を触って)え、(スカイツリーは)こんな形なの!」
「今日、Yahoo!で一番楽しかったことは、マシンでいろいろなものを作れたことです」
「3Dプリンタという新しいマシンがあって、なんでも欲しいものがいろいろ手に入るみたいな感じになったので、そういうマシンが普及してほしいと思いました」
など、とても楽しい体験になったようだ。Yahoo! JAPANは今後「さわれる検索」を有効利用してもらえる機関を選定し、マシンを寄贈する予定とのこと。
なお今月17日からスタートしたプロジェクトサイトでは、企業や一般の人々から3Dデータを募集中。より多くの3Dデータを収集し「さわれる検索 」プロジェクト用データとして蓄積していく。また3Dプリンタを持つ一般の人々へも一部データを期間限定で提供。近い将来、多くの人がインターネットの未来に触れる機会が訪れそうだ。
【参照リンク】
・さわれる検索 Yahoo! JAPAN
http://www.youtube.com/watch?v=SPbBdqqcsFY
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