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A級グルメ「ボートレース桐生」のビーフシチューを食べた!「街一番の洋食店」レベル

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担当編集から「うまいビーフシチューがあるんですけど、食べに行きませんか?」との誘いがあった。
当サイトで連載中の、ボートレース場グルメの企画である。
いままで、「モツ煮」(http://news.aol.jp/2013/08/25/boat-race/)、「牛炊」(http://news.aol.jp/2013/09/04/boat-race/)、「カツ煮」(http://news.aol.jp/2013/10/17/toda/)と紹介してきたが、次は「ビーフシチュー」。
前3回はいわゆる「B級グルメ」の範疇(はんちゅう)だったが、今回はついにA級グルメ、洋食界の帝王の登場である。


ビーフシチューを食べに向かった先は群馬県みどり市にある「ボートレース桐生」。
美しい水面(ボートが走るコースのこと)が有名で、関東では唯一のナイトレースを行っているレース場だ。


<マスコットの「ドラキリュウ」がお出迎え。>





<薄暮のボートレース桐生。照明が入って幻想的>

美しい水面もさることながら、ここボートレース桐生は場内の施設も、デザインが凝っていていい感じである。






どこぞのテーマパークにも負けないようなしゃれた空間で、ここがボートレース場であることを忘れてしまいそうだ。
(ちなみにここ桐生ボートレースでは、スタッフのことを「キャスト」、客を「ゲスト」と呼んでいる)



子供があそぶキッズスペースも、広くて清潔感たっぷり。家族連れで来ても楽しめそうだ(僕には家族はいないけど)。

そして、ボートレース桐生には「キャッシュレス投票会員」というのがある。
これは独自の電子マネーICカードを利用したシステムで、インフォメーションカウンターで無料の「ドラキリュウカード」を発行してもらえばすぐに利用できる。





あらかじめATMのような機械でチャージすれば、あとはキャッシュレスでレースが楽しめるのだ。



投票の際は、専用の投票機にカードをかざし、マークシートを読み込ませるだけ。





このように、投票券ではなく明細書の発行となるため、券を紛失して払戻金が受け取れないという、悪夢のようなトラブルからも解放される便利なシステムだ(もちろんドラキリュウカードは無くさないよう注意しなければならないが)。

ボートレース桐生は、有料席も充実している。
200円の有料自由席から8000円のエグゼクティブシート(6人用)まで、いろいろ用意されているのだが、なかでも畳敷きの「わいわいシート」(6人用2000円)や「アクアシート」(6人用4000円)が人気だという。



たしかに、まるでお茶の間気分でレースが楽しめて、これは快適そうだ。

<お座敷から大迫力のレースが見られる>

有料席には、「ドラキリュウカード」で席を離れずに投票可能な「ファーストシートA」(3000円)もある。



カードを読み取り機にセットすれば、在席在籍のまま投票ができるのだ。



モニターにはさまざまなデータが表示され、それを見ながら舟券を選ぶことができる。

さて、そろそろ空腹がピークだ。
ボートレース桐生はナイトレースを開催しているということもあってか、夕飯にぴったりな、しっかりした食事が充実しているようだ。
うまそうな店はたくさんあるのだが、イチオシだというビーフシチューを食べるべく「ダイニング雷神」(南ウイング2階)にやってきた。





魅力的なメニューが並ぶ中、僕がオーダーしたのはもちろんビーフシチューだ。



これで1250円とは、ファミレスなんかよりも安いんではないだろうか。



そして安いばかりではなく、とてもウマい。
トロリと煮込まれたビーフが、ホロホロのホレホレで、フルフルのリロリロなのである。
柔らかくてジュワッとジュワジュワで、カンシャカンゲキのアメアラレである。
これは「街一番の洋食店」レベルだ。
ほかのメニューもちょっと味見したが、どれもフルフルのリロリロであった。


<このあたりの名物だというソースかつ丼。ソースが甘ったるくなくてうまかった>


<ハンバーグも本格派でオススメだ>

さあ、満腹すぎるほど満腹になったところでレースに戻ろう。



秋の日はつるべ落としのことわざ通り、どんどんと暮れてゆく水面をスタンドから眺めるのも趣がある。





ライトアップされた照明は、ボートのスピード感を際立たせ、昼のレースとはまた違う魅力があった。



ついさっき満腹だったのだが、外でレースを観戦したらなんだかラーメンが食べたくなってしまった。


<ナルトの入った美しいラーメンだ>

そんなワガママにもボートレース桐生は答えてくれる。
これからのちょっと寒い時期のナイトレースには、ほっとあたたまる、こんなごほうびもあるのだ。

さて、次はどこのレース場で何を食べようか。

(工藤考浩)

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