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ドクター中松「次こそは。私の骨年齢は20歳だ」 ビジネスマンが参考にしたい敗者の言葉

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今日のモノは言いよう・・・「バカヤロー!!まだはじまっちゃいねぇよ!!」(映画『キッズ・リターン』より)

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雪なんて関係なく働いている全国のハードワークジャンキー各位、こんにちは!!東京都知事選が終わったと思ったら、今度はソチオリンピック、話題には事欠かない最近ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。エグザイルに似ていると言われていたぼくの後輩のイケメンコピーライターは今回の都知事選を経てすっかり「イエイリさん」と呼ばれるようになってしまいました。安易な髭とハット使いには本当に気をつけたいと思う次第です。
一方ぼくはといえば都知事選当日、記録的大雪で歩きにくくなっていた地元の投票率アップに貢献しようと、大学の先輩である都議会議員の音喜多センセイと一緒に、投票所近くの道の雪かきをしてみました。やらない善よりやる偽善。一生懸命雪をかいてはみるものの、慣れないことやって腰痛はひどくなるし、通行人にとっては道端の雪よりも道の真ん中でモゾモゾ動くオッサンの方が邪魔になってしまう始末で、仕方なく、ボランティアで集まった学生たちに社会人の財力でドーナツを差し入れてすごすごと帰りました。社会人には社会人の闘い方があるのさ。
都知事選については、今回も残念ながらコメディのような展開となり、良くも悪くも見世物として最高でしたね。特に面白いのが政権放送。マック赤坂さんの政権放送はネットニュースでも話題になり、50万回再生に迫る勢いです。不謹慎かもしれませんが、供託金を出稿料として捉えて、300万円でNHKの長尺PR枠を買うと考えると、広告プランナー的には選挙に出るのは非常に効率的だし、面白いPR戦略ですよね。有料メルマガなどのビジネスを展開する方にとっては最適かもしれません。

さて、この都知事選とソチオリンピックについて、A5等級処女牛の生ユッケよりも仕事の現場が大好きな我々が注目すべきは、実は、勝者以上に敗者の表情、語ることばだと思います。
選挙やオリンピックという、自分の人生を賭けた大一番、仲間たちやファンや有権者の期待に、残念ながら応えられなかった人々が何を語るのか。残酷ではありますが、そこに人生の苦い味わいが凝縮されていると思うのです。
上村愛子さんの「達成感マックスです」という晴れやかな泣き笑顔。ドクター中松の齢85歳にして、「次こそは。私の骨年齢は20歳だ」という一瞬で切り替えて前を向いた素晴らしい負け惜しみ・・・。一人一人の人生からしぼりだされたようなことばの数々は、我々の心を惹きつけて離しません。

オリンピックや選挙といった世間が注目するものではなくても、我々ビジネスマンにも自分にとっての大勝負はあります。かつて「常勝チャンピオンなんて、ありえないんや!!」と叫んだのは若き日の前田日明でしたが、当然、わたしたちビジネスマンも、勝負にいつも勝つとは限りません。むしろ、日々の仕事のなかでは負けることはそんなに珍しいことでもないわけです。そこで腐らず、なるべく早く前を向いて、その敗北で得た学びを武器に次の勝負に挑めるように、気持ちを立て直さなくてはいけません。
そこで、今回ご紹介したいことばは「まだ、はじまってもいねぇよ」という北野武監督の映画『キッズリターン』を象徴するラストシーンのセリフです。細かいことはネタバレになるので書きません。金子賢が演じる不良少年マサルが、安藤政信が演じる弟分のシンジと、校庭で自転車の変わった二人乗り(この二人乗りの形式が物語の鍵なんですが)をしながら会話するシーン。「おれたち、もう終わっちゃったのかなぁ」と聞くシンジに対して、ボロボロに傷ついているはずの先輩マサルが言いきるのがこのセリフです。三浦は高校生の時に見たのですが、今でもときどき、このラストシーンのこのセリフを聞くためだけに見返します。

例えば大事な競合プレゼンで負けてしまったとき、例えば大切におつきあいしていたクライアントにクビにされたとき、例えば目標の売上にどうしても達しなかったとき、もしかしたら自分の会社が解散せざるを得ないとき、仕事を何よりも大切に考えていると、仕事の失敗で自分が終わってしまうような錯覚をしてしまいがちです。
それでも、人生は必ず続いていきます。そんなあたりまえのことを敗北の痛みで忘れてしまいそうになったら、この言葉をそっとつぶやいてみてください、できる限り強がりながら。いつからでも、どこからでも、始めることはできるのです。もし可能なら、信頼できる仲間に「おれたち、もう終わっちゃったのかなぁ?」の前フリをお願いしてみるともっといいと思います。再び立ち上がるエネルギーがわいてくるはずです。上村愛子さんの選手引退後のキャリア、次の都知事選、いずれも本当に楽しみですね。

エネルギーがわいてくるような、リブセンス社のブランドムービーも公開されております。25歳、史上最年少で上場した村上社長率いるリブセンス社が、未来のあたりまえをつくるという大きなメッセージを込めて発表した映像です。アラサーのビジネスマンが自分のケツに火をつけるきっかけになれば、お手伝いさせていただいたアラサーのプランナーとしては嬉しい限りです!!


(三浦崇宏)

【参照リンク】
・【公開】 『未来のあたりまえ』を考えるムービー
http://info.livesense.co.jp/news/1189.htm 

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